スポーツ報知 200826
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080206-OHT1T00029.htm

 

 俳優の伊藤英明(32)と内野聖陽(39)が、レスキュー隊員の命がけの活躍を描いた映画「252生存者あり」(水田伸生監督)に主演することが5日、分かった。東京消防庁の監修により救助活動をリアルに描きながら、極限下での兄弟、家族愛を描く。撮影は昨年末に終了し、初共演の伊藤と内野はまさに体当たりの熱演。12月6日公開。

 

 関東に発生した直下型地震に続き、史上最大規模の台風が襲う。高潮によって東京・新橋の地下街は水没し生存者は絶望的。そんな中、ハイパーレスキュー隊が使用する暗号「2、5、2(生存者あり)」が地下から届く。

 

 娘とともに取り残された地下から暗号を送るのが伊藤。ある事故をきっかけに東京消防庁を辞めた元ハイパーレスキュー隊の副隊長だ。

 

 伊藤といえばシリーズ合計89億円のヒット映画「海猿」で演じた海上保安庁の潜水士が当たり役。今回は地中へと“潜る”ことになる。初の父親役にも挑戦し「愛(いと)しき者を救い希望を捨てない。そんな主人公を演じました。期待して下さい」。

 

 暗号をキャッチし救助に向かうのが伊藤の兄としてレスキュー隊隊長を演じる内野。「人命救助のためには一切の私情を挟まない厳格さ。血も涙もないような男」と話す。

 

 昨年はNHK大河ドラマ「風林火山」の山本勘助役で大役を演じ、役者としてスケールアップ。これが大河後、初映画となり、撮影は昨年10月8日~12月27日の厳冬期に行われた。「台風の撮影は肌に突き刺す風雨の痛みと冷たさで、演じ手も気合で立ち向かい、燃えました。どんな過酷な状況でも人命を救おうとするハイパーさんたちの日夜の努力・訓練。その熱き志に打たれ、そこに生きる男たちの生きざまを演技の力で伝えられたら最高です」と語った。

 

 救助シーンの監修などは東京消防庁が全面協力。伊藤と内野は同庁の訓練施設で1週間以上、ボンベや消防ホースなどの取り扱いを学び、体力トレーニングも積んだ。

 

 日本テレビ開局55周年の記念作品。佐藤貴博プロデューサーは「生存者あり、という言葉はシンプルながら重い。絶対助ける、生き残るという強い意志を持った人たち。極限下での人間の心の強さ、弱さ、優しさを描いていきたい」と話している。

 

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