三池監督作品に歓声 ベネチア映画祭で公式上映
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007090601000229.html
上映終了後、観客のスタンディングオベーションに応える三池崇史監督(左)ら=6日、イタリア・ベネチア
【ベネチア6日共同】イタリア北部で開催中の第64回ベネチア国際映画祭で、コンペティション部門に出品されている三池崇史監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」が6日未明(日本時間同日午前)、公式上映された。
真夜中を過ぎての上映にもかかわらず、会場は満席。何度も笑いや歓声が起こり、終了直後には立ち上がった観客から拍手が続いた。
三池監督は「(雰囲気を)楽しめたし(観客の反応に)ほっとした。多くの人に見てほしい」と満足した表情だった。
「スキヤキ-」は、埋蔵金をめぐって二分された村にガンマンが流れ着き、ギャングたちと戦いを繰り広げる西部劇仕立ての物語。伊藤英明さん、桃井かおりさんらが全編英語で演じ、米国のクエンティン・タランティーノ監督も出演している。最高賞の金獅子賞など各賞は、最終日の8日(日本時間9日未明)の授賞式で発表される。
ベネチア映画祭で「スキヤキ-」絶賛
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20070906-252081.html
会見を終え快くサインに応じる主演の伊藤英明(撮影・近藤由美子)
【ベネチア5日=近藤由美子】“タランティーノ効果”で、日本映画が最高賞の金獅子賞を狙う。コンペティション部門出品の伊藤英明(32)主演「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(三池崇史監督)が5日深夜(日本時間6日午前)の上映を前に伊藤、桃井かおり、三池監督が公式会見を行った。会見場はほぼ満席。作品の認知度を世界に広めた陰の功労者は、クエンティン・タランティーノ監督(44)。伝説のガンマン役で起用された。
公式雑誌は特集で三池監督とのツーショット写真を使用するなど、注目度は抜群。タランティーノは腰痛のためベネチア入りできず会見は欠席したが、海外メディアからはタランティーノに関する質問が相次いだ。三池監督は「(劇中シーン同様に)車いすに乗ってくればと言ったが音信不通になった」と苦笑い。「公式上映に来ることを期待している」と話した。
映画は全編英語で時代劇と西部劇が融合したバイオレンスコメディー。会見で桃井は英語で対応。主演の伊藤が「次は本物のマカロニ・ウエスタンをイタリア語でできれば」と話すと、会場から大きな拍手。2人は不在のタランティーノに負けず、存在感をアピールしていた。
[2007年9月6日7時49分 紙面から]
「スキヤキ―」金獅子賞へ評価真っ二つ…ベネチア国際映画祭
スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070906-OHT1T00049.htm
◆第64回ベネチア国際映画祭 【ベネチア(イタリア)5日】コンペティション部門に出品されている「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(三池崇史監督、15日公開)の公式会見が行われた。4日夜(日本時間5日未明)にはプレス向けと一般公開の2回の上映が行われたが、反応は絶賛と酷評と真っ二つ。評価は分かれた形で、5日深夜0時(同6日未明)に行われる最高賞・金獅子賞の行方を左右する公式上映に注目が集まる。
日本作品として10年ぶりの金獅子賞を目指す“和製西部劇”の評価は公式上映前に二分された。
同作は西部劇と時代劇、アクションとコメディーを融合させた異色作。クエンティン・タランティーノ(44)以外の主要キャストはすべて日本人ながら全編英語ゼリフという斬新さで話題を呼んでいる。
現地でも人気のタランティーノや個性派・香川照之(41)、石橋貴明(45)のコミカルな演技には2回の上映で共通して上々の反応を見せていたものの、作品を通しての反応は違った。
プレス向けに行われた上映では前半で席を立つ人も多く、上映後の拍手もまばら。金獅子賞への道のりは険しいものかと思われた。が、直後に一般開放された上映で様子が一変。途中で席を立つ人の姿も少なく、上映後には作品をたたえる拍手も会場に響いていた。
公式会見では、奇想天外な作品を送り出した三池監督に海外メディアは興味津々。「なぜ日本でマカロニ・ウエスタンの映画を作ったのか」という疑問の声もあるが、三池監督は「自分の生まれた時代、スパゲティ(マカロニ)・ウエスタンがはやっていた。遊び道具は銃で、大人になってウエスタンの映画を作るのは当たり前のこと」と、日本文化を交えながら説明した。
主演・伊藤英明(32)は「全く英語はしゃべれないけど、また英語でやりたいし、日本が作る本物のマカロニ・ウエスタンをイタリア語でもやりたい」と話し、イタリア人メディアから拍手を浴びるなど歓迎ムードもある。
三池監督にとって4作目のベネチア出品にして初コンペ。「観客たちと見る今晩(の公式上映)は一番面白い『―ジャンゴ』になることを願ってる」と期待。金獅子賞は8日午後7時(日本時間9日未明)に発表される。
ベネチア映画祭で「ジャンゴ」上映、笑いと拍手に歓声も
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070906i403.htm?from=navr
【ベネチア=近藤孝】イタリア北部で開催中の第64回ベネチア国際映画祭で6日午前0時(日本時間午前7時)、日本からコンペティション部門に出品された三池崇史監督の映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」が公式上映された。
日本人の俳優がセリフをすべて英語で話す“和風西部劇”。上映中、マカロニ・ウエスタンの本場、イタリアの観客から、大きな笑いや拍手が沸き上がった。
上映終了後、会場からは「ブラボー」の歓声と共に、スタンディングオベーションが続き、三池監督や出演者の伊藤英明さん、桃井かおりさんらが手を振って応えた。三池監督は「楽しめたし、ホッとした」と語った。主要賞の結果は、最終日の8日に発表される。
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【第64回ヴェネチア国際映画祭】金獅子見えた? 三池『スキヤキ』にスタンディングオベーション! 伊藤英明はガッズポーズ!
CinemaToday
http://cinematoday.jp/page/N0011424
主演の伊藤英明、ヨーロッパで大人気の三池監督(中央)右桃井かおり
コンペティション部門出品作の三池崇史監督『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の公式上映が現地時間6日、メーン会場の「サラ・グランデ」で行われた。
上映終了後には、スタンディングオベーションとなる大盛況。主演の伊藤英明はガッツポーズで観客の声援に応えながら「感動して涙が出そうになった」。三池監督も「夜遅くてあくびをしたから(苦笑)」と弁解しつつ、目を潤ませた。同作品は深夜0時からの上映にもかかわらず、ウワサの和製西部劇の上映に約1000席の会場が満席となる熱狂ぶり。上映中も、クエンティン・タランティーノ監督の役者っぷりに手をたたいて大笑いし、鬼才・三池監督ならではの奇抜なガンアクションシーンの連続に、皆、食い入るようにスクリーンを観入っていた。
そんな好反応に三池監督を始め、伊藤も桃井かおりも興奮気味。特に、この上映のために、西部劇に合わせたデニム生地のタキシードを特注し、両親を連れてきた伊藤は「良い親孝行ができました。僕を産んでくれて、ありがとう」とまずは両親に感謝。続いて三池監督にも早速、「『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ2』を作りましょう」とか、「次はイタリア語セリフで西部劇を!」と続編を持ちかけていた。コンペティションの発表は、現地時間8日に行われる。
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は9月15日より渋谷東急ほか全国にて公開
オフィシャルサイト http://www.sonypictures.jp/movies/sukiyakiwesterndjango/
伊藤英明「次はマカロニに挑戦」…ベネチア国際映画祭公式会見
サンケイスポーツ 2007年09月06日
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200709/gt2007090606.html
【ベネチア5日】第64回ベネチア国際映画祭で5日、コンペティション部門出品作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(15日公開)の公式会見が開かれ、主演の伊藤英明(32)が「次はイタリア語でマカロニウエスタンに挑戦したい」と意気込んだ。
同作は全編英語の和製ウエスタン活劇。三池崇史監督(47)は、同作に特別出演し、来場予定だったクエンティン・タランティーノ監督(44)が腰を痛めて欠席したことに「(劇中と同じく)車いすで来ればと言ったら、音信不通になった」と笑わせた。
拍手鳴り止まず・・・『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』ベネチア映画祭公式上映、大好評!!
CINEMA topics
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=2952
ベネチア入り3日目の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』組は、現地時間9月5日(水)深夜0:00からのミッドナイトに、いよいよ正式上映を迎えた。上映前のレッドカーペットでは、三池監督はオーソドックスなタキシード、伊藤英明は特注のデニム生地を施したタキシード、桃井かおりはオリジナルのMOMOI と縫いつけ文字のある帯を締めたピンクの着物で登場、それぞれに映画のモチーフであるバラの花をもって、写真撮影に臨んだ。
会場は1000人のキャパが満員。ミッドナイト上映にもかかわらず、この入りはベネチアでも珍しく、本作への期待度が伺える。
映画劇部分のエンディングで拍手が始まり、北島三郎の「ジャンゴ~さすらい~」が流れるエンドクレジットが終わって、場内が明るくなり、三池、伊藤、桃井が立って拍手に応えると、拍手はスタンディングオベーションとなり、トータル5分以上の拍手は鳴り止まなかった。
終映後に行われたカクテルパーティでは、ベネチア現地の予想以上の好評に、伊藤英明は「日本人でよかった。(伊勢谷や安藤など)ほかの共演者も呼んでこの興奮を分かち合いたい。苦労は感じなかったけどはとにかく三池監督に感謝したい」「(ベネチアの区々にある)金獅子像をこのままもって帰っちゃおうか」、「泳いで帰りたい」などと大興奮の発言。
一方の三池監督は、華やかな場でも「いつもどこかを目指してやっているわけではなく、いつもたまたま誰かが拾ってくれる」と冷静なコメントを発したが、「でもこの作品は、撮影中から何かが違うと感じていた。これだけの役者がそろい、勢いと(役者たちの)気のタイミングが合っていた」と、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』はやはり過去の作品とは違うことを指摘。桃井かおりは、「夜中なのに誰も帰らなかったのがうれしい」とコメントした。
公式上映で、勢いに乗った『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』。金獅子賞は8日午後7時(日本時間9日未明)に発表される!日本での公開は9月15日(土)より全国一斉。
公開情報
□2007年9月15日、松竹・東急系にてロードショー!
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