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MSN産経ニュース -
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/071121/med0711210914000-n1.htm
カップ麺(めん)のたぐいは、ほとんど食べない方だが、コンビニの棚などをチェックすると、本当に次から次へと“新種”が現れる。その傍流商品の一つといっていい「日清野菜はるさめスープ」のCMを、近頃(ごろ)よく見かける。
試食室のようなシチュエーションで、伊藤英明が生マジメな顔つきでそれを味わいながら、おかしなコメントを垂れる。
「エロい」
「エロウマ」
エロウマはエラくウマい…をもじったようにもとれるが、春雨独特のしなやかな食感をエロチックの方にたとえたのかもしれない。いや、そういったことよりも、このとっぴな食感表現は、いまどきの若者がイケてるものやおいしいものに対して「ヤバい」なんて従来の意味とはまるで違ったフレーズをあてるセンスに近いものを感じる。思えば「まったり」なんていうグルメ表現も、出始めの1980年代のころは、違和感を覚えたものだった…。
似たセンの商品CMを二宮和也(シコシコを多発する)がやっているが、最近は二枚目俳優やアイドルがとぼけた芝居を見せるCMが、ごく当たり前になった感がある。妻夫木聡しかり、玉木宏しかり…。
お笑いや奇怪な要素がないと二枚目も生き残れない。これもSMAPの出現以降、顕著になった傾向といえるだろう。(コラムニスト 泉麻人)
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