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MTV News 2007-09-11
http://www.mtvjapan.com/news/cinema/news_cinema_detail.php?movie_news_id=699&pageid=1

鬼才、三池崇監督が日本映画界にぶっ放す新感覚和製ウエスタン『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』。平家物語のキャラクターをベースに、伝説の埋蔵金をめぐって対立するギャングたちとスゴ腕ガンマンの対決が描かれている、ユニークな作品だ。その見所は、豪華なキャスト、ド派手なアクション、そして前編英語のセリフだろう。

「日本人がやるウエスタン、しかも英語で喋って、馬乗って、銃触って…それだけで違和感がありそうなんですけど、それをどうやって受け止めてもらえるのかが気になります」と語ったのは、ガンマンを演じた伊藤英明。

一方で木村佳乃は、「ウエスタン映画っていうと、砂漠で風が吹いてワラの固まったのがゴロゴロ転がるあの…あれで日本人!? ん??って」と「本当にイメージできなかった」という第一印象を告白。「自分の今までの経験や知識を遥かに超えた世界で、凄く刺激的で面白かったです」と振り返った。

「『だれが見てもこんなヤツいるわけないよね』って思いながら、スクリーンでこういうヤツ見ていると楽しいだろうと、そういう感じでやりました」と語ったのは、荒れ狂う平家ギャングのボス「清盛」を怪演した佐藤浩市だ。

そんな今作には、俳優として最後の出演だというクセモノ監督クエンティン・タランティーノも登場する。

「三池監督から手紙をもらったんだ」とタランティーノ。「彼の作品に参加できるだけではなく、かっこいい役を演じられて、役者冥利に尽きるよ。まるで子供に戻って裏庭で遊んでいるような、純粋な遊び心が この映画にはあるんだ。それこそが素晴らしさの証だね」。

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は9月15日（土）、松竹、東急系にてロードショー。