第64回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作品
湯気のむこうに「世界」が見える!!
鬼才・三池崇史がいまだかつてない和製ウエスタンをひっさげ殴りこみ!
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
◆世界照準。-西部劇と平家物語の融合。異色痛快アクション◆
壇ノ浦の戦いから数百年後、山あいの寒村に言い伝えられる“埋蔵金”を探し求め、義経率いる源氏ギャング(白軍)と、清盛が指揮する平家ギャング(赤軍)が激しく対峙していた。そこへ、名も無きスゴ腕ガンマンが流れ着く。「お前はどっちの用心棒だ!」源氏と平家それぞれの思惑が激突。駆け引き、裏切り、渦巻く欲望そして衝撃の愛が入り乱れ、大地が血に染められてゆく。刀と銃のガチンコ対決、壮絶なバトルアクションが繰り広げられる―。生き残るのはいったいどいつだ!!これ以上ないほどのオールスターキャストが全編英語セリフに挑み、主題歌には演歌の大御所、北島三郎をむかえ、コッテリ濃いめのスーパースタイリッシュアクションがここに誕生!
このたび本作品がついに完成し、8月21日(火)に都内にて完成披露試写会を執り行いました。本編上映に先立って行われた舞台挨拶には三池崇史監督ほか、主演の伊藤英明さん、佐藤浩市さん、安藤政信さん、桃井かおりさん、さらには特別ゲストとして本作の主題歌「ジャンゴ~さすらい~」を歌う北島三郎さんも駆けつけてくれました。
ベネチア映画祭にも出品されるこの話題作に駆けつけたマスコミはスチール60台、ムービー40台、会場の638席は満席になるほどの盛況ぶり。また、9月6日から行われるトロント映画祭でも本作が正式招待作品として上映されることも同時に発表されました。上映終了後は会場から大きな拍手が沸き起こり、ベネチアに向けての確かな手ごたえを感じた完成披露試写会となりました。
完成披露試写会/舞台挨拶
●舞台挨拶●
Q1:みなさん今のお気持ちは?
監督:やっと出来上がったなと。それにやっとみなさんに見て頂けるなと。もしかしたら出来上がらないんじゃないかと思う時期もあって、でもこんな大変な思いをしたのだから妥協せずに最後までやり通せたと思います。
安藤:こんな素敵な映画に出られて本当によかったです。ありがとうございました。
桃井:映画ってこんなに大変な思いをして撮るんだと改めて感じました。アクションも本当に大変なんだな、と。健気に生まれ変わって、今は体鍛えてます(笑)
佐藤:久々に映画の現場にいるなと実感させてくれる映画で、逆に観せるにはもったいない映画になりました。
できれば誰にも観せたくない(笑)、そういう映画に出来上がっております。
伊藤:二度と完成しないんじゃないかと思ったんですが、みなさんにお届けできてうれしく思います。この映画は独特でハチャメチャな世界観ですけど、みなさんがどう受け取ってくれるか楽しみです。
Q2:三池監督、このキャスト4人をスキヤキの具に例えると何になりますか?
監督:具かぁ。。。(笑)桃井さんは豆腐。だけどなぜか絹ごし。本当は焼き豆腐であるはずだったんだけど絹ごし!みなさん映画観終わったらわかっていただけるはずです。
桃井:お気に入りです。お豆腐がないとスキヤキにならないですからね。
監督:佐藤さんは白菜。どっしりとして味の甘みを引き出しつつ、なくてはならない存在。
佐藤:いい水だしますよ。濃かったら入れてください(笑)
監督:安藤さんはお醤油(笑)。まさに調味料です。
安藤:醤油ですか?
監督:伊藤さんは、自分で説明してください。
伊藤:僕はなんとなく春菊かなぁと(笑)。あってもなくてもいいんですけど(笑)、ないとさみしい。
Q3:ベネチア映画祭に出品されますが監督、今のお気持ちは?
監督:一般的に言うと出品させて頂けるだけで名誉なことだと感じていますが、せっかく行くなら何かくれよ(笑)。びっくり賞でも(笑)。でも日本人は謙虚にいかないとね。
Q4:北島さん、映画の主題歌を歌われた経緯を教えてください。
北島:三池監督にどうしても歌ってほしいとい頼まれて、一度は考えたのですが、一つの挑戦だと思い歌わせて頂きました。この年になって新しいものをまた見つけ出すことができたなと、そんな気持ちでいっぱいです。
Q5:北島さん、ベネチア映画祭のディレクターが歌を聴いて『ジャパニーズ・カンツォーネ』と驚いたたそうですが。
北島:こういう歌も快く歌うことができたのかなと。でもいいか悪いかはみなさんが決めることですね。
Q6:北島さん、ベネチアへのエールをお願いします。
北島:絶対にこの映画が成功してほしいですね。本当にこんな素敵な映画の主題歌を歌わせて頂いて感謝しております。改めて西部劇の素晴らしさを感じましたし、日本人でもこんなことができるんだ!と、世界のみなさんにみせてもらいたいですね。
Q7:最後に監督、一言お願いします。
監督:いや、締めは伊藤君に。
伊藤:はい、今日こそは僕が締めさせて頂きます。それでは、桃井さんよろしくお願いします(笑)
桃井:本当にこんなやつらなんですよ~(笑)。とにかく、最高な映画で、何より俳優たちが英語でやるというのは日本映画の小さい一歩だと思うんですけど、これを好意的に受け取れるような作品になっていると思うのでよろしくお願いします。なんと言っても三池さんが最高です!
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出演:伊藤英明『海猿』/佐藤浩市『亡国のイージス』/伊勢谷友介『CASSHERN』/安藤政信『46億年の恋』/石橋貴明『メジャー・リーグ2』/木村佳乃『さくらん』/桃井かおり『無花果の顔』/香川照之『ゆれる』/堺雅人『ココニイルコト』/小栗旬『キサラギ』/クエンティン・タランティーノ『パルプ・フィクション』監督:三池崇史『着信アリ』、『妖怪大戦争』
9月15日より渋谷東急ほか全国ロードショー
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