「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」公開初日の9月15日(土)、東京・新宿ミラノ座1にて初日舞台挨拶が行われ、三池崇史監督、伊藤英明、佐藤浩市、安藤政信、桃井かおりが登壇しました。会場は若い女性を中心に満員御礼の大盛り上がり。前夜に行われたトークショーから引き続き来場くださったファンも多く、改めて映画の期待度の高さが窺えました。
いつも通り笑いに包まれた挨拶では、伊藤英明のベネチア国際映画祭秘話が暴露されたり、三池監督からは冗談とも本気ともつかない驚きのスピンオフ企画が発表されたりと、映画顔負けのエンタテインメントぶりを披露。舞台挨拶を終えると、一同は客席に移動し、「ジャンゴ!」の掛け声とともに拳を突き上げるファンの皆さんと一緒にカメラに収まりました。
初日舞台挨拶 REPORT!
― みなさん、一言ずつご挨拶をお願いします。
三池崇史監督(以下、三池):
おはようございます。来ていただいてありがとうございます。朝ちょっと弱いんですけど、すごく嬉しいです。それと夕べちょっとしゃべりすぎたんで今日は控えて後の皆さんにお任せしようと思います(笑)
安藤政信(以下、安藤):みなさん、こんにちは。与一役の安藤政信です。今日は本当にありがとうございました。
桃井かおり(以下、桃井):桃井だわ(会場笑) おはようございます。本当に、こんなに早くからえらいなーと思ってます。私たちもけっこう頑張ってやったので、是非応援してください。よろしくお願いします。
佐藤浩市(以下、佐藤):どうも。9時間くらい前にここにいまして、その時はよくしゃべったんです。横にビールがあったもんですから(笑)でもまた朝を迎えて、今はちょっと足が震えております。全然震えてないだろと言われそうですが(会場笑)
伊藤英明(以下、伊藤):あ、どうも、佐藤です(会場笑) すみません、ちょっと朝早すぎて、まだ起きてなくて。昨日、月曜9時放送「ファースト・キス」の撮影が無事終了いたしました(会場笑、拍手)来週月曜、最終回放送です……って何の宣伝に来たのかわからないですけど(笑)本当にみなさん朝早くからありがとうございます。とても嬉しいです、本当に。また後で。
― 伊藤さん、「~ジャンゴ」が出品されたベネチア国際映画祭はいかがでしたか?
伊藤:ベネチアでは最初とても緊張してたんですけど、プレスの試写で評判がよかったんで気分がよくなって。昼の2時くらいからずっとワインを飲んでたら5時くらいに気分が悪くなって、ヘロヘロになりながらレッドカーペットに入って、何だか走り回ってたみたいです。あんまり覚えてないんですけど(会場笑)
桃井:すっごい酔ってました(笑)ちょっと心配になるくらい。時々試写の最中に下から足を蹴ってたんですよ(会場笑)
伊藤:香取くんが(スクリーンに)出てきたとき、「悟空!」とか叫んで(会場笑)
桃井:もう少しで捕まるかと思ったわよ(会場笑)
伊藤:でも映画が終わったらお客さんから5分間くらいスタンディングオベーションをいただいて泣きそうになりました。
― 監督はベネチアいかがでしたか?
三池:タランティーノが来なかったんですよね。「腰が痛い」とか言って。オタクは季節の変わり目に弱いんですよ(会場笑)
― 映画の評判はいかがでしたか?
三池:審査員からは賛否半々でしたね。「何だアレは!?」みたいなのと、「これはイイ!」という評価と。プレス試写翌日、ロンドンの新聞にデカデカと“ベネチアはジャンゴに賞を与える度胸はないだろう”と載ってましたね(会場笑)公式上映は夜中の12時スタートだったんですけど、若い方たちにとても楽しんでいただいて。我々は評論家のために映画作っているわけではないので、一般のお客さんに楽しんでいただいて、すごく幸せでした。
― 今回の映画は気合の入り方が違いますね?
三池:浩市さんが現場を束ねてくださってましたからね。みんな浩市さんの顔色うかがいながら、こんなカット割りでいいでしょうか?みたいな(会場笑)
― 本当ですか? 安藤さん、どうでした?
安藤:いや、よくわかりません……(会場笑)。
― スピンオフ企画があるとか?
三池:次は「スキヤキ・アマゾネス」。レイティングはR-15です(会場笑、拍手)
桃井:これは私、出れますよね?
安藤:三池さんからのオファーなら確実に受けたいですね。
佐藤:アマゾネス映画の場合、我々男性はアマゾネス軍団に種馬として捕らえられるんですよね?(会場笑) (種馬として)ちょっともう最近は自信ないですけど(会場笑) ちょっとこれ朝だよね?昨日の続きじゃないよね?(会場笑)
伊藤:この3人で種馬の座を賭けて争うんですよ。強い男がアマゾネスを抱ける、みたいな(会場笑) でも冗談抜きで、もう一度ガンマンの役はやってみたいと思います。日本映画ではなかなか出来ない役柄ですからね。
三池:でもね、「~ジャンゴ」はすごくいい映画なんですよ。自分で言うのもなんですけど(会場笑) だから、これを超える何かが見つかるまでは出来ないかなと。
― 最後に、伊藤さんから皆さんに一言お願いします。
伊藤:今日こそは、皆さんに、やっと……(下を向いて涙ぐみ)桃井さん、お願いします(会場笑)
桃井:本当にこの子ったらいつもこれで済まそうとする(会場笑) 最後くらいちゃんとやろうよ、いい?
伊藤:あの、僕らの思いがたくさん詰まった、今まで日本では見たことのない、三池監督独特の、独自の世界が広がる、新しい、斬新な、エンタテインメントを追求した、素晴らしい映画ですので、みなさん、是非ともよろしくお願いします!ありがとうございました!
桃井:言えるんじゃない、ちゃんと(会場笑)
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