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シネマトゥデイ 2007 09 13
http://cinematoday.jp/page/N0011472
 

 ヴェネチア国際映画祭で、世界中から注目を浴びた“和製ウエスタン”『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』が15日に公開される。その前日、14日の2230分から朝の5時まで『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の前夜祭が開催される。

 

 このイベントには三池崇史監督や佐藤浩市も参加予定。面白いのは、そのイベント内容。22時半からは、ゲストによるトークショーが行われ、その後『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の上映。そして深夜150からは『続・荒野の用心棒』(主演:フランコ・ネロ)が上映され、シメは日活の『早撃ち野郎』(主演:宍戸錠)とウエスタンずくしだ。『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』も含め、どの作品も緊迫感あふれる一騎打ちに、眠気も忘れて朝までスクリーンにくぎ付けになりそうだ。

 

 『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は鬼才監督、三池崇史が放つ異色和製ウエスタン活劇。マカロニウエスタンに、源平の戦いという時代劇の要素を大胆に融合させたユニークな世界が展開する。

 

 三池監督は本作についてのインタビューで「本当はみんな、何かと戦っているんだと思うんですけど、戦っていないようなふりをしなければいけない。でもそこをもっと表面に出すと、人生って面白いんじゃないかなっていう感じがある」と語っていた。

 

 その言葉どおり、三池監督の作りだす“和製ウエスタン”は、さまざまな戦いを映画の中で表現し、その戦いは大胆で、エンターテインメント性にあふれ、一級の娯楽作品としての見応えを生みだしている。

 

 「男って結局女性には勝てないんで、映画も、女性が入ってくると、絶対に女に勝てない男の話になっちゃうんですよね……」とも語っていた三池監督の言葉が映画の中で次第にスパイスとして効いてくるのも三池監督の最新作『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の面白味だ。

 

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